ブログを自分のサイトで書くの良いよ

ブログを書く手段は、noteや他のプラットフォームを使うこともできる。それでも自分は、わざわざ自分で作ったサイトで書いている。勉強になるし楽しいから、というのが一番近い理由だけど、何がどう楽しくて、何が勉強になっているのかは、ちゃんと言葉にしていなかった。なので、一度整理してみることにした。

なんで自分のサイトで書くようになったのか

過去には、はてなブログやQiitaに記事をアップしていた時期もある。特に強い不満があったわけではない。ただ、海外のエンジニアが自分のサイトを作って、そこに記事を載せているのを見て、単純にかっこいいなと思った。それをそのまま真似した、というのが正直なところだ。

自分のサイトだからなんでも試せる

自分のサイトを持つと、ドメインを取るところから始まって、DNSをどこに向けるか、別のサービスに移したらどうなるか、といったことを実際に触りながら確認できる。Apexドメインが使えるかどうか、設定を間違えるとどうなるか、そういう細かいことも運用の中で自然と分かってくる。

Google Analyticsの設定や、数字の見え方も同じで、ブログというよりは確認用の場所として使っている感覚に近い。ただ、アクセスは本当に少ないので、アクセスが多いサイトの運用経験にはなっていない。

お金とめんどくさくない管理方法を見つける練習

できればお金はかけたくない。なので、基本的にはS3みたいな静的なオブジェクトストレージにファイルを置いて、GitHub Actionsでビルドして配信する形がちょうどいいと思っている。CMSも、MicroCMSやContentfulのように、自分で管理しなくていいものを選んでいる。

とはいえ、S3周りは正直面倒だと感じることも多い。最近だとCloudflare WorkersやCloudflare Pagesのほうが、設定も分かりやすくて楽かもしれない。実際、仕組みを維持するのがしんどくなって、一度ブログを書くのをやめたこともある。

ただ、今振り返ると、そのときに辞めた経験自体は悪くなかった。管理が面倒になって続かなくなる、というのも一つの結果で、それを経て、じゃあ次はどうすれば面倒に感じずに続けられるかを考えるようになった。最初から正解を選ぶというより、やってみて合わなかったら止めて、少し形を変えてまたやる。その繰り返しで、今の構成に落ち着いている。

ダサいと思われたくない

理由は技術的なものだけではない。かなり感覚的な話になるけど、プラットフォームを使っていると、あるタイミングでそのサービス自体を少し古く感じる瞬間が来ることがある。その状態で記事を書くと、内容とは関係なく、なんとなくダサい気がしてしまう。

エンジニアがブログを書くとき、何がかっこよく見えるかという感覚は、人それぞれだと思う。サービスが大手かどうかというよりも、今の自分の感覚とズレてきたと感じた瞬間に、書く気が一気に下がる。本当は内容や継続のほうが大事なのに、そこに意識が向く前に手が止まる。

自分は割とミーハーなので、「この場所、もう違うかも」と感じると、そこから書くこと自体が止まりやすい。時間が経てばまた別のサービスで同じように感じる気もする。それなら、最初から自分の場所を使っていたほうが、気分のズレは少ないと思った。

自分のサイトなら、違和感が出たら直せばいい。デザインを少し変えたくなったら、今ならAIにコードを書かせることもできる。その選択肢があるだけで、書くことへの抵抗はかなり減る。

誰にもチェックされたくない

もう一つ大きいのは、サービス側が用意したルールの中で行動する前提になるのがあまり好きじゃない、という点だ。危ない内容を書くことはまずないし、実際に書いている文章も、ルールを意識するまでもないものだと思っている。

それでも、プラットフォームで書く以上、そのサービスが決めた枠の中で振る舞っている、という感覚がずっと残る。自分が好きなことをしているときに守りたいルールは、せいぜい法律くらいでいい。そう思っているので、書いたものは自分で管理して、自分で判断できる状態にしておきたい。BANされる可能性がない、というよりも、そういう前提を考えなくていいこと自体が、自分にとってはかなり大きい。

めんどくさくて苦しむのも楽しい

もちろん問題はある。メンテナンスは自分でやらないといけないし、面倒になることもある。デザインが古く感じても、自分が動かなければ変わらない。アクセスも、既存のプラットフォームほどは集まらない。

ただ、アクセスが集まらないことも、そのまま一つの経験になる。どうすれば見られるのかを試す場所として使うこともできる。そう考えると、完全にマイナスとも言い切れない。